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2025 / 07 / 01
Taymaz24座学会③
昨夜、Taymaz24academy座学を開催しました。
今回は「タイヤを100%使う為にスリップアングルを理解する。」がテーマ。
ロードスターレースはじめ、各レーシングクラスでトップクラスの選手は、全員タイヤを100%使っています。
まずは、一般的に想像するグリップ走法とレースシーンにおける本当の意味でのグリップ走法の違い。そして、最大限グリップしている姿はどの様なものか?また、どの様な声でドライバーに伝えてくるのか?を分かりやすく説明させていただきました。
タイムだけで見ると、例えば筑波サーキットにて
ボクスター+Sタイヤで1分6秒
ボクスター+エコタイヤで1分10秒
両者比較した場合、もちろん6秒の方が単純に速いので評価されがちですが、タイヤを100%使う観点では、エコタイヤで10秒の方が「ドライバーとして圧倒的に上手い」と言えます。何故なら、ボクスター+Sタイヤなら5秒で走る能力があるから。対してエコタイヤで10秒は、相当上手くタイヤコントロール出来た結果であり、タイム的に地味に見えますがなかなか出来るものではありません。
大変難しいのですが、タイヤを100%使えるドライバーになっていただく事が大切で、そのイメージを持っていただきつつ次回は富士スピードウェイにてセクション毎に少しずつ100%に近付ける練習を開始します。