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アイドラーズ12耐 詳細報告③
車両オーナー様であり、今回が初レースとなる所さん。
シミュレーターでの大変な練習を積んでいただいたのだが、
自分としては、と言うよりTaymaz 24として「ただ走ってワイワイ楽しいだけの耐久ではなく、レースの明確な目的と今できる事への努力は最大化したい」と考えていた。
速い遅いではなく、より安全に、正確に、トラブルなく走行してもらう為に練習をしてもらったし、体力トレーニングにも取り組んでいただいた。
お忙しい中に様々な努力をしていただくことが自信に繋がる事は間違いなく、準備として手を抜く事は無かった。
一方、車両の準備も万全を期し、718ケイマンSの耐久性は既知だが今年はペース優先なので、2021までの718よりもブレーキや冷却系、ギアの保護などにも細心の注意と施しをした。
全ての点検作業が終わり、車両を引き取りに行った後に予想外のトラブルが発生。
なんと、PDKが全くの不動となってしまったのだ。どのギアにも入らず1ミリも動けない。エラーメッセージも出ており、テスターで消去試みるも全く効果がない。
レースはあと5日後と言うタイミングで、だ。
(全く自走出来ず、トレーラー上で搬入待機中の718)
aprさんも最大限手を尽くしてくれたが快方に向かわず、ポルシェセンターで診断していただくしか無いとの報告。
お盆休み前、入庫出来るのか?入庫出来ても作業はお盆休み明けからなのか?ギアBOX内部故障であればそもそも無理では無いか?
などなど、最近は何ごとにも冷静な自分ではあるが、所さんはじめ今回の参戦を楽しみにトレーニング積んできたドライバー各氏の顔が浮かぶ。
aprさんが方々連絡して下さった中で、S耐繋がりがあるポルシェセンター様が何とか診断して下さる事になり、藁をもすがる思いで搬入させていただいたのが木曜日。レースまであと2日。
木曜日の朝一、自分がトレーラーで搬入に向かうと、ドライバーの嶋田さんも心配で現場に来てくれた。早速車両を下ろして診断スタート。
我々は待合室にて小一時間待っていると、サービスフロントさんが「あの車両でロードテストしてもよろしいでしょうか?」と。
「治ったのですか?!?!」と間髪入れずに伺うと、「ギアが入った場合のお話です。」と。
そこからまた30分近く待っていると、今度は総マネジャーさんが
「解決出来ません。申し訳無いがしばらくお預かりします。ギア内部損傷や故障がある場合は、ギアBOX丸ごと積替が主な対処方法となるが、原因の特定もまだ出来ていない」とのお話しであり、我々はその時点で今年の12耐は欠場になったと強く感じた。
帰路、所さんはじめ各ドライバーさんの落胆や、また次頑張りましょう!と言っても次戦は1年後であるし、今回のレースに対して少人数と言えど過去には無いほど真剣に準備して来たがゆえに辛さも本当に大きかった。
