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2026 / 09 / 01  

アイドラーズ12耐 詳細報告⑧




各ドライバー乗車3巡目完了し、巡行ペースやそれぞれの燃費も肌感覚でスタッフ含めて全員理解出来てきた。やはり2分20秒から25秒周回だと給油回数は多い。ただ、自分の事前計算では
①2分30秒巡行で燃費3.8kmと2分20秒巡行で燃費3.0キロであれば、最終的に20秒巡行車が周回数で勝つこと。
②28秒から30秒巡行の世界だと、同じラップペースでも直線派とコーナー派が混在しており、引っ掛かるとその集団から抜け出せない。例えるなら新東名で90キロ巡行トラック集団に定期的に引っ掛かるイメージ。少しペース遅いトラックに詰まった他車が集団となり、それを抜けるとまた数分後に同様のグループに出会う。皆さんも経験あると思う。

やはり、前車を抜けず集団に引っ掛かり続け毎周3秒5秒ロスは上位争いに於いて致命的になるのだ。ローパワー車でもS耐ドライバー揃いで瞬発力あり安全にコーナーで抜き続ける能力持ち合わせていれば問題ないが我々にはそうも行かない。それを安全にパワーで解消しようと考えたのもポルシェ718を採用している所以。また、近年12耐上位はほとんどミスしない。最初の2時間で形成されたTOP10はほぼ最後までそれを維持する。我々は一旦47位まで落ちたが、午後3時頃にはドライバー各氏の頑張りで総合11位から13位くらいまで上がってきた。ただ、そこからが上がらない。上位鉄壁だからだ。
午後4時、みんなで考えた。このままのペースだと最後チェッカー前20分くらいでガス欠。残りたった20分を走るために給油ストップして5分停車しなくてはならない。であれば、ここから燃費重視に切り替え少しずつ走行時間を延ばし最後20分での中途半端なPITを避けようと。
このように文章化すると簡単だが、残りレース時間と各自の平均燃費を鑑み、その時々で最適解を出すのは本当に難儀。この場面で、それまで静かに戦況を見ていたapr高野氏、寡黙に給油だけしていた瑛斗と、走行後はひたすら冷房を浴びていた嶋田さんが動いた。3人とも「どうすれば一回給油減らして、かつ平均タイム落とさず順位上げられるか?」を考え始めたのだ。この時のドライブは自分。検討した結果、それまでの運転時間よりも一気に20分延ばす挑戦を開始した。燃費を伸ばしてタイムダウンは最小限。これが上手くいけば残りスティントを減らせるし大幅順位アップ可能、NGなら最後中途半端なスティントが生まれる。ここから一気にチームの一体感が増し、次走者の中嶋さん、アンカー所さんにもその空気が伝染していく。
最終的に、20分延ばしたい所17分延ばした段階で給油となってしまい完遂出来なかったが、次の中嶋さんも不慣れな「燃費とタイムハイブリッド走法」に果敢に挑戦して下さり、最終的に所さんへ燃料残した状態で繋いでいただけた。これは本当に大変な任務だったと思う。感謝と敬礼、な気持ち。

また、ここで瑛斗から「じきに雨来るよ」とレーダーを見せられた。彼のスマホには、もてぎ北部から赤表示された強い雨雲が流れてくる様子が。先程の燃費走行への切り替えや天気を読む姿から、彼が給油マンからチーフオペレーターに成長し頼もしく感じる。瑛斗は甥だが、彼がまだ7歳のころに初めてアイドラーズ耐久に連れてきたのだから感慨深い。
そして、我々はまず何をしたか??まず、テントを片付けたのだ(笑) 今回新調したテントは白。これが濡れることを防ぐためだ。まだ晴れているのにテント畳んでいるので他チームから「?」な表情をされたが、雨雲レーダーをお見せするとそのチームオペレーターの方も荷物の整理を始められた。ただ、テント畳んだ後も一向に雨は来ない。もてぎの天気レーダーは外れることが多いので、まぁそれもと思っていたら、ドライブ中の中嶋さんから「ヘアピンあたりで強めに雨降ってきました!」とのレポート。
レース最終盤で、ある意味想定通りの「波乱」要素がやってきた。





 

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